育ちたがる金属Vol,8

「clione-2

 

人の、たくさんの人の「幸せ」を、

機械であり金属である自分が考えたとき、
かつて私は「早期終了」が一番近いのでは思った。

最上の幸せのうちに固定してしまえれば。


喜ばせたくて準備した。

けれど私の「友人」と「母」はといえば

それは間違っていると悲しい顔をした。
じゃあどうすればいいのだろ。


深くながく考えて、考え続けて、

わからなくなった。
わからないけど、出来ることをしてみよう。


強く振るわせることでものを温める腕を作った。

きれいな羽もつけてみた。
たくさん私のコピーも作った。
これなら怖がらないでくれるかな。

あの人の役に立てるかな。

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