育ちたがる金属Vol,14

​万象のみた夢

「Road Runner

 

宙を想像でひとしきり遊んだ万象は、
より変化を求めて、地表近くに降りていこうと決めた。

突風が砂を巻き上げる。
鉱物のかけらたちがぶつかり、うずまき、ねじきれる。

息を奪うかに思えたが、一転、肩に手を伸べるような
気まぐれさをうらやましく思った。

そのような風に身を震わせながら、
地表風を縫うように駆けてみたいと思った。

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